マイケル追悼

　一夜明けても「本当かな、本当なんだな」と思うくらいにはファンだった（死んでから気付いた）、マイケル・ジャクソンの急死。五十歳だったのにも改めて驚きました。まだ四十代だと思っていました。

　たまたま通勤車の CD オートチェンジャーにマイケルのベストが入っていて一昨日、先一昨日と聞いていたもので、そのタイミングに更に驚きを隠し切れません。「heal the world」や「BAD」や「black and white」、「Man in the mirror」も勿論好きなのですが、何故か「Beat it」が一番好きで、新聞報道で「『バッド』や『今夜もビートイット』などのヒット曲がある」と書かれているのを見た時には、誰だ何処のレコード会社だそんな腐った邦題付けるのは流石 THE BEATLES の「A HARD DAYS NIGHT」を「ビートルズがやって来るヤァヤァヤァ」ってタイトルにする国だぜ畜生めらがと本気の怒りがこみ上げて来たのですが、今更仕様がないですね。あの曲のタイトルは後にも先にも「Beat it」です。

　マイケル・ジャクソンと聞くと必ず思い出すのが大学時代の知り合いの Y 君。Y 君は今は立派な医者ながら当時はただの変態で、数々の奇行（部屋を訪ねたら全裸に白衣で腕立て伏せしていた、等）を我々の心に温かい思い出として残してくれていると云う素晴らしい人物です。Y 君もマイケル・ジャクソンが好きで、彼の忘れられない名言が以下。

「マイケル、変態だけどいい曲作るんですよ！」

　ほんと、そうだよねー。この訃報に接したとき、絶対に忙しいに違いない Y 君に速報メールを入れそうになりましたよ。この喪失感を彼と共有したかったですよ。

　なんかおちょくったようなことしか書いていないように見えますが、マイケル・ジャクソンは確かに一時代を築いた歌手だと思います。空の上のネヴァーランドで今度こそ幸せに過ごして欲しいと思います。合掌。