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ぬるま湯につかっているよーな毎日を綴った日記。
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 会社の親睦会の役員をしておりまして、最大イベントである忘年会を目前に控えてその準備に余念がありません。ええ、勿論仕事の合間に、ですよ。仕事の量は変わりませんよ。遊びにも全力投球。

 で、その忘年会の出席取っている時に部課の女性から「忘年会の席順ってどうやって決めますか?」と訊かれました。くじ引きでその場で決まる年もあれば、役員が割り振って固定の年もあります。今年は後者にする予定ですので、親睦会の役員が決める旨伝えると

「以前忘年会に出た時に同じテーブルの人たちからお酌をするよう求められたので行きたくないのですが、同期の子から一緒に参加しようと誘われて迷っています」

とのことで。うーん。若くて可愛いならではの悩みですな。

 大学は工学部だったので男性多数で、でも女性だからと区別されたくなくて相当突っ張っていたので、気持ちは分かります。対等に扱って欲しいのよね。あまりに「女性的なこと」を社会で求められると厭なのよね。分かります。

 でもそんな葛藤を既に越えて久しく、三十五歳になったわたしは彼女のそんな言葉を聞いても「そんなん言われてる内がありがたいよ。あと五年経つと言われなくなるよ。酌なんてニコニコしてやっといたらええやん」ってのが本音。でもそんなん言えないから「うーん、どの人と相席になるかでお酌しなくて良くなるので、出席を前向きに検討して欲しいな」ってお茶を濁しました。

 性による差別は良くないけど区別はどうしたって発生します。女性であることでお茶汲みや部署内回覧の仕事させられることも未だにありますけど、そんなん別にニコニコしてやっときゃいいんです。自分の酌でも喜んで貰えるなんて、可愛がられている証拠じゃないですか。通常業務で損こいているとばかり思いがちですが、得ているものも意外にあると思うんです、忘れているだけで。お土産のお菓子が余ったら多く貰えたり、工場での試作をちょっと優先してやって貰えたり、年休取らざるを得ない時にちゃんと取らせて貰えたり(年休は権利だけどね)。

 きちんとした子だからお酌を不愉快に感じると思うのですが、女性であるために強いられた(と感じた)ことのみ覚えて不満を溜めていくだけでなく、女性であることで得したこともちゃんと覚えていたいなあと思う今日この頃です。ただ、明らかなセクハラとか不当な待遇とかには声を上げて行かなくてはならないので、その案配は難しいですけどね。まー、酌を不当と感じるかどうかだよな。わたしゃ酌なんて積極的にする方だけどな。
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» お久しぶりです!
双方の意見納得です。
酌=i
ゆめゆめ 2012/11/27(Tue)09:30:36 編集
» お久しぶりです!
すっかりご無沙汰してしまってすみません。
そうなんですよねー、お酌なんて若いうちしか望まれないし、でもそれが好きじゃない人からだったら「嫌だ」と思っちゃうの、分かるんですよ。
でもそれで社内の人間関係が円滑にいくなら一つの「仕事」と割り切る…と云うのは出来ないもんですかねー。

勿論、強いることは出来ないんですけどね。
summer 2012/11/30(Fri)06:29:09 編集
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