ミラージュ再来

　朝の NHK ニュースで「戦国武将にハマる若い女性たち」と云うレポートを放映していた。言うまでもない CAPCON の「戦国 BASARA」からの流民ですが、最近特に人気が高いのが片倉小十郎だそうな。

　ここで言う片倉小十郎は伊達正宗に仕えた初代景綱を指すのですが、ニュースが好意的に「若い女性がゲームから歴史へ興味を移し、観光地もにぎわいを見せている」と云う風に伝えていたので、一緒にテレビを見ていた両親に
「彼女らは伊達正宗とのホモい視点で片倉小十郎を見ています」
と明らかに要らない知識を注入してみました。

母「織田信長と森蘭丸みたいな？」
私「あの二人は本当にそういう関係にあったのですが、それとはちょっと違っていて」
母「寵童ってあったの知らんのかねえ」
私「あたしは知っていますけれど、若い女性は全く根拠のない二人をホモい関係に見立ててきゃーきゃー言うのが好きなのです」
母「あんたはどうなん？」
私「そう云う嗜好があるのは知っていますが、あたしはホモい妄想でときめくことは出来ません」
母「そうじゃなくて、あんたの年はここで言う若い女性に入るのかと」

　話が思わぬ方向に行って仕舞いましたが、もしあたしがそう云う萌え方をして観光地巡りしちゃったり同人誌作ったりすれば、三十一歳でも十分に「若い女性」分類されちゃうだろうなーと云う事は面倒臭いので説明しませんでした。

　と云う事で、腐女子向けキャスティングが目白押しの今年の NHK 大河ドラマ「天地人」によってリバイバルヒットが（あたしによって勝手に）見込まれている「炎の蜃気楼（ミラージュと読む）」の動向に注目です。上杉景虎の生まれ変わりである仰木高耶と、直江信綱の生まれ変わりである橘義明のお話です、と更に要らん知識満載でお伝えしております。